福島第一4号機プールの リスクに関する
海外メディアの報道 (転載)
海外メディア報道を簡単に要約すると・・・・、
4号機のプールは補強されているとは言え、地震で崩壊する可能性は 十分にある。
水がなくなった使用済み核燃料は 自らの熱で発火し、チェルノブイリの 10倍のセシウムを 環境中にばらまく。
すると、発電所の作業員は 全員退去せざるをえなくなる。
その結果、他のプールの使用済み核燃料も 冷やすことが出来なくなり、結果的に チェルノブイリの 85倍のセシウムが放出される。
こうなると 放射能汚染は 日本だけにとどまらず、グローバルなスケールでの 人類の経験したことのない被害をもたらす。
米国政府が、「東電などに任せず、一日でも早く 燃料をプールから取り出してほしい」 と日本政府に要求しているのは、まさにこれが理由である。
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4号機について、米上院議員からの書簡 (転載)
あまり 日本のメディアは注目していないようだが、米国では、米国の Ron Wyden 上院議員が 2012/4/16に、日本大使に向けに書いた書簡が 注目を集めている。
具体的には、
「 4号機の使用済み核燃料プールにある 大量の 『まだ熱い』 燃料が とても危険で、地震などで 万が一のことがあれば、去年の3月にまき散らされた以上の 核物質を環境にまき散らす可能性がある。 10年かけて燃料を取り出すという 東電の行程表は リスクがあまりにも高く、地震のリスクを 過小評価しすぎている。」
と 指摘した上で
「 すべてのことに最優先で プールの中の燃料を取り出すべきだ。
事故処理を加速するために 日本政府は 何ができるのか、米国政府に 何を手伝って欲しいのか、すぐに返事をしてくれ 」
と 書いている。 つまり、
「 お前たち、何をもたもたしているんだ。
東電なんかに任せておかずに 一日でも早く 使用済み核燃料をプールから 取り出すべきだろう。
福島第一は、日本だけでなく 世界中に 放射性物質をばらまいているんだぞ。
こっちから 軍隊でも なんでも派遣して手伝ってやるから、見栄も外聞も投げ捨てて、素直に 泣きついて来い 」
という意味だ。
いかにも 「世界のジャイアン」 らしい書簡である。
普段は 「いじめっ子」 だが、イザという時には 頼りになる。
平和に日本に暮らしていると 想像しにくいかも知れないが、こんな時に 他の国のために 本当の 「命がけの仕事」 をしてくれる 軍人を持っているのが 米国のすごさだ。
メンツのかたまりの霞ヶ関は、今頃大慌てで 「英語版霞ヶ関文学」 で 「丁重なお断り文」 を書いているところだろうが、ここは本来ならば(官僚ではなくて)政治家が 直接 「腹を割った話し合い」 を米国と持つべきタイミング。
でも 消費税で頭がいっぱいの野田総理には 無理だろうなあ...