転載:茨城のお母さんの声(3)
茨城県にいつしか、茨城の野菜しかならばなくなった。
事故直後は関西からたくさんお野菜が入って来て、助かっていた。
現在、関東で食べられる物はないのかもしれない。

被災地の農業を救おうという消費者意識につけ込む不可抗力でもあり、故意でもある
野菜の放射能汚染の無法地帯化。

魚はもっと厳しいかもしれない。

4月中旬、鶏卵の異変に気付いた事もあった。
卵を調理する際、殻を割って、かき混ぜて焼いた瞬間にガイガーカウンターの数値が
跳ね上がった。
0.16が0.25へ。
子どもがまさに食べようとした瞬間奪い取ってゴミ箱に捨てた。
犯人はおそらく、黄身なんだろう。
放射性物質が中心にあって、まわりを白身が多い殻が覆っていると、さらにポリのパックに
入っていて、それをガイガーカウンター当てても、なかなか数値が判別できない。
当時、鶏卵は大丈夫と報道されているが、分析しているのかどうかは不明で、
私は全く信用していない。(まるで戦時中のどさくさに紛れるっていうのと同じような気がする。)
あの頃は放射性ヨウ素がまだあった時期にオーバーラップするので、
あれだけ跳ね上がるのはヨウ素か?とも考えている。
近所の卵は避けるようにしているが、遠い産地のものはなかなか手に入らないのが現状だ。

豚や牛に比べると鶏は体が小さい。
小さいものから被ばくする。いずれ食物連鎖で 必ず人間に帰ってくる事を忘れずに。
うちの子どもが鳥のから揚げが好きだけれども、外国産と国産鳥取の大山の鳥が
入ってこないと鶏肉は食えない。

原発から約108キロに位置する自宅。

京都大の小出先生のある日の講演会の動画で東京の空気をサンプリングして
測定された生データがあり、1.76μSv/hrという結果で組成まで出ています。

ペーパーフィルターにてエアーサンプリングをしてヨウ素は紙に吸着されにくいため、
ヨウ素は少なめに検出される傾向がある。
そのため、この1.76という数字は実際より低い値ではないかと考察していらっしゃる。
実際この濃度の空気をを呼吸により取り込めば内部被ばくは17.6μSv/hrとなる。
とのことだった。

その話を少々乱暴ではあるのだが、
常陸太田の真弓のモニタリングポストの数値に置き換えてみると
仮に、本当にそのデータが当たりだったとして、
200μSv/hrだから
内部被ばく
2000μSv/hr→2mSv/hr
2mSv/hr×24時間=48mSv/day
3月12日~3月15日ざっくり4日
48mSv/day×4日=
192mSv/4日
4日で192mSvも呼吸で内部被ばくしたのか?
我々家族。

真弓のモニタリングポストの数値を今回の自宅付近にあてはめれば、
以上のような計算式になり、この地域の人は、
たった4日で原発作業者並み以上の内部被ばくをしているのか?

この件については、木○ 黄○さんからの指摘もあり、高濃度だった時間はもっと短かったのではないか。というお話もありました。

真相は・・・? 不明だ。

3月27日、東名富士のあたりで、富士山の向こうの空気がねずみ色に見えた。
利根川を越えて北に入った時、空気が重かった。

濃度が分からない茨城県に3月27日夜から3月29日昼まで滞在している。
主人は、その後、ずっと常陸太田にいる。

私と子どもは青森に行く。
4月6日夜、常陸太田に戻る。
それから、23日間常陸太田に滞在。
4月29日から5月7日学校を途中2日休ませ青森に再び疎開。
5月8日から現在は常陸太田。

子どもの内部被ばく線量をある程度、親としては計算して健康管理する必要がある。

したがって、地域のモニタリングポストのデータが必要だ。

しかし、この状態では年間20mSvは軽く超えるのであろう。

今回の事故の初期から、現在までの、内部被ばくの積算量を計算したいのに
モニタリングポストの数値が4月以前のデータがどこを探してもない。

先日も4月24~25日頃、一斉に近所の複数のモニタリングポストの数値が上昇した事が
あった。
埼玉の友人から数値が急激に上がっているチェックしてと悲鳴にも似た連絡があったのだ。
翌朝になるとデータは消え、何もなかったように平らになっていた。

誰かが情報操作していると思った。
だから、何も信じられないのです。
一応、公に見られるモニタリングポストではありますが。
その本来の役目は果たされていないという事になる。

先に記述したモニタリングポストの件だが、私の目で確かめたわけではない。
小学校の運動会を欠席させる事を担任に伝え、その件について、校長先生と話合いが
持たれた時に耳に入ったつい最近の話である。
全校生徒でたった一人運動会を欠席する我が子。

同級生に「お前のお母さん気にし過ぎなんだよ」とか揶揄される事もあるようです。

小学校6年生の最後の思い出になる運動会ではあったが、思いでよりも少しでも被ばく量を
抑える事を選択してきたつもり。
だが、これでは、すでに決着がついているかもしれない。
(病気になるとか命に関わる量の被ばくをすでに十分越えていて多少被ばくを避けたとしても
無駄ということかも)
そんな風に思うと悲しい気分になる。

内部被ばく量を自分で解読するすべが無い。
おそらく、我々茨城県北(お隣の町は福島県)に住む人は桁違いの放射能を浴びている事に
なり、もう、生きていても死んでいると同じとも考えられます。
症状が出ていないだけで。
生き続けるためには何らかの奇蹟を待つしかない。
ある意味、命に対する執着が消えた。
福島の皆さんがこれを読んだらとても傷つくと思うけど、政府が今まで我々にしてきた事は
こういうことだとは思われませんか?

政府が本気で誠意があるのなら、直ちに避難しなさい。
とあの時に言うべきであり、
今であれば、子どもを疎開させて、
汚染地域の子どもから始まって、希望者全員、ホールボディカウンターで緊急調査を死に
物狂いで今、するしかないでしょう。

いや、もう、死ぬ人間なんかにお金使いたくない。って 政府が思っていれば、全く期待は
できませんが。

そこで、本当にこの先、どうやって生きて行こうかと意志決定のための重要な情報になると
思う。

私が今、児童疎開を断念した理由は
子どもが 今いる小学校の友達と一緒に学びたい(卒業までいたい。)という意志に負けた。
そのまま、青森にとどまって転校させようともしたのだが、常陸太田に帰って来てしまったのだ。
家族一緒が一番に決まっている。
離婚したり、別居したり、奥さんが子どもを連れて関西に引越すケースが増えているようだ。

そういう意味では我々はとても今、幸せなんだと思う。
恵まれている。
子どもの未来を考えていない母親であるかとは反省している。
子どもを思うと胸が痛いのだが。
3月は四国(主人実家)青森(私実家)では 3月末から5月と飛び石疎開していました。

小学校の校庭に行って、ガイガーカウンターで表土の放射線量を計測。
校庭のおよそ40か所を測定
地表に置くと高いところで、0.45μSv/hr
低いところは0.17くらい。
平均してあげても0.25は下回らない。

校庭に出るなという事は子どもに伝えた。

しばらくして、子どもが言いました。

「運動会が5月にあるけれど、どうしても僕は放射性セシウムが怖いので、素足で組体操が
できない。」

私は言いました。

「それは、正しい選択だ。
小学校とはお母さんが話をつけてくるからお前は何も心配しなくていい。
運動会は欠席しなさい。練習もでなくていい。」

それで、担任の先生と校長先生との話し合いがもたれた持たれたわけです。
担任の先生とは、家庭訪問の時に1時間以上も放射能汚染の件で話をして、
よくわかっていただいた。
私も現場の先生方の立場を尊重し、それ以上は突っ込まなかった。
教育委員会に校長先生は私の測定したデータを持って行ってくれたが、
「これ、一ケタ多くない?」
と言われたそうだ。
その裏を取ろうとはしていないのだろう。
校長先生も私に何か直接来ないようには防波堤になってくれたようで、感謝している。

学校を休ませるたびに、教育委員会から、
休んでいる人の名前と避難している地域を報告しろと現場の先生方から何度も電話が避難先にあった。

角度をかえれば、世の中の皆さんに
「あなたは自分の子供だけ助ければいいのか?」
そういう行動に私の行動は見えるかもしれない。
だが、私は思う。

あの時、政府が直ちに避難して下さい。と 一言、言えば、もう少し、多くの人が、被ばくで
苦しむ事は防げたかもしれない。

この2カ月の生き方がみんなそれぞれ違っていたはずだ。
震災直後、なすすべが無かった茨城県の被災地で、無理だったかもしれないけれども、
少なくとも無駄に出校日に小中学生を学校に通学させて高濃度の汚染にさらす事もなかった
であろう。

私は究極のマイノリティだ。常陸太田市の中では、
それでも、何とか抵抗し続けて、私も少しづつ全容が見えてきたようにも思いました。
私をこれまで支えてくれたのはママ友のkanaさんのブログだ。
ミクシィでしか見られないが、ものすごい機動力で私を支えてくれた。
ニュースよりは、信頼できる人の個人のブログであったりドイツなど海外の情報の方が
よほど冷静に日本を捉えており、正しい情報が詰まっていると感じる。
この場所をおしえてくれたのもkanaさんだ。
私はこの2カ月の間、内閣や各省庁も含め何通もメールを送っている。
だけど、政府の出す答えは、みんな違う方向性ばかり。
いつからか、そこに労力を割く無意味さに気付き、メールするのをやめた。
福島を中心に、放射能汚染が広がる関東、近隣の東北のお母さんたちの子どもを守りたい
気持ち、離れたくない気持ち、いろいろなせめぎ合いが私の中でもあります。

ストレートに割り切れたらどんなに楽な事でしょうか。
この事故で涙を流しているお母さんが何万人いるかと思うと思考が停止してしまう。
私自身も同じです。

子どもも私も不可抗力に高濃度の被ばくを受け、ある意味、もう、すでに命は取られてしまって
いるとも考えられる。
だったら、この命を無駄にすることなく、日本の未来のために何かを動かせるような形にしたいと思っています。

ハッキリ人類に言おう。
地球とか宇宙の摂理には勝てない。
地震津波で、原発が破壊される事も今、ご覧になられていますね。
原発は人類とは共存できないもの。
そういうことでしょう。
私が、この先、何らかの放射能汚染に起因する、
また引き金になるような病気で死んだ時、また、私の大切な家族に何かが起きた時、
さらにリアルにくみ取って下さい。
北海道や、西日本の皆さま、そして、世界の皆さま。
普通に汚れていない空気を吸う事と汚れていない食べ物を食べること、普通の事のようで
とても、尊い事です。
たった一瞬の原発事故で我々はささやかな自由を奪われています。
普通にこの地球という名の星に生まれて一生物として最低限平和と言われるような時間を
持つためには、我々は核という次元の違う物質を放棄し、今後、一切関わらない事が
重要なのではないのでしょうか。
それでも、長い年月を子孫の代まで現在使ってる核の灰をお願いする事に罪の意識を
持ってもう、止めましょう。
ソフトバンクの孫さんが東日本ソーラーベルトの提案してくれた時、ものすごく感激した。
原発を無くするという事が難しいのは、原発関係で働いている人たちがいられる新しい職場を
用意する事がなされていれば、皆さん不安なく新しい道に進める事ができるのだ。
原発というものが無くなっても、電力というものを作ろうとなると、今後、自然エネルギーなど、
違う方面のインフラの整備や技術開発、また、現場の物づくりも必要になり、雇用は絶対に
生まれるはず。
そういう時代を先取りした構想が同時に生まれないから
みんなはどんどん不安に陥るんだ。←これは日本政府に言っている言葉だ。

未来は長生きする人と、子どもたちに任せます。

大切なのは命。
正しい判断と正しい知識で、放射能から、子どもを守ろう。

人間として生きるべき道を間違わないように。
祈るような気持ちで寄稿させていただきます。

2011年5月18日 
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by ulaomote | 2011-06-06 08:26 | 原発反対!
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