町の中心にあるデパートの食品売り場をチェックしていた私達。
マクが、”ねえ!これ、日本のお米じゃないの!?買ってみようよ!見た目がそうだよ、日本のお米だよ!”と鼻息荒く言うので、買ってみるとなるほど、日本米だった!涙がちょちょぎれそうだ。
ノルウェーサーモンは18x5cmに1cm未満の厚さだが、身がとてもきれいでおいしそうだ。
この3週間買いたい魚に出会えなかったので、外でも家でも一度も魚を口にしなかった。やっと会えたね、だ。
結局買うことにしたオーブンも昨日届き、浄水器もやっと見つけ(色々とアドバイスをくれた方々、ありがとうございました!)自分の家がだんだんと形になってきたので、モチベーションがあがってきた。
つまり、やっぱり私にとって”食”の占める割合が多くて、すごく大事だという事が分かった。
いまなら、なんでもやり遂げられそうな気がする(笑)
それで、どんな写真でもいいや、と晩御飯を撮っておいた。
何ヶ月ぶりかにマクが作ったドレッシングをかけた葉っぱ、ローズマリー風味の人参のきんぴら、オニオングリル、とろけるノルウェーサーモンのムニエルと、マクががつがつフライングした美味しい炊きたて日本米。正直、米と一緒に食べるにはご飯の進む味がもう一品ほしいところだが、それでも幸せだ。
朝はパンを焼き昼はベトナム料理屋でフォーと春巻き盛り合わせを食べ、カフェでティラミスとバニララテを頼み、町の中心部のデパートをうろうろしてマット・デイモンが出ている映画を見、荷物を抱えてルンルンで帰ってきた。
話は変わるが、外国にちょこちょこ行きだすようになってからというもの、ほとんどいつも似たような或いは同じ服を着ている外国人を目の当たりにし、ほしい洋服の値段の高さも手伝って段々と服装がシンプルになり、と同時に化粧もどんどん薄くなってきた。
それは私が外国でみる方々のようにすっぴん美人なわけではなくて単なる怠りなのだが、普段そばにいる人と一緒のときは常にそれなので慣れてしまい、どこに行くにもシラ~っとノペ~っとした身なりと顔立ちで出掛けるようになった。
こちらに来て、韓国の女の子は寒くてもスカートを履いている率が高く、日本人より平均的に高い身長における足の長さを更に長く見せる靴を履き、なんだか皆さん見た目に貪欲だわ~、と感心しつつも、でも自分はちょっと遠くから眺めているくらいの気持ちでぬくぬくしとけばいいか、なんて思っていた。
が、先日、韓国語のクラスで、”とても”という単語を習った際に先生が、”ulaomoteはとってもとってもとってもと~~~~~~っても可愛いです”という例文を作り、私は、適当に言われるにしても照れくさすぎるのでやめてくれ、くらいに思ったのだが、授業の最後の最後に”まあまあ”という単語を教える際、”ulaomoteはまあまあ(可も不可もない程度に)かわいいです”と言われ、皆もちろん笑い、私はしまい込んだコンプレックスを再放出させてしまった気分で、”他人にどう思われようと見られようと、自分がよければいいじゃない”という羨ましい程のマクのマイペース教育は私の根っこには植えつけられなかったようで、これからは少しはマシにみえるようにファンデーションとアイライナーくらいはして出掛けよう、とか、たまにはオシャレしようか、とか決めた次第であります。
なんちゃって、今日も結局すっぴんとラフな格好の一日でした。