レモンとバニラの変わりクロワッサンと、クロッカンを作った。
「このクロワッサンはサンドウィッチにしたほうが美味しいから、昼に残そうね」と言ってるそばから朝食で何個も頬張り、
「クロッカンはカリカリしすぎてるから好きじゃない」と”クロッカン(カリカリしている)”の
意味を理解していないフランス人。
それにしても、朝四時半起きで九時過ぎにならないと焼きあがらないってどういうこと!?ねむいわ~。
フランスのパン屋では、クロワッサンが欲しいと言うと「普通のですか、バターのですか?」と大抵聞かれる。
普通のでさえバターたっぷりなのに更ににバターをねじ込むのか・・・と、酪農大国らしいバターの使いっぷりに感心(?)した。
日本に戻ってきて、本場のものよりむしろ美味しいクロワッサンには沢山出会ったが、私が一番感動したのは、天然酵母で最低限のバターしか使っていないクロワッサンだった。
サクサク軽くて数え切れない層のできたものとは対照にある、もしかするとフランス人には受けないかもしれないが、バターよりも粉の味が楽しめて、なによりもあっさりしているので好きだった。
クロワッサン大~好きなマクは、夏の一時帰国中に毎日食べられるとあって喜んでいる。
私がフランスを発つ時に唯一後ろ髪を引かれたのはバゲットで(桃も美味しかったな)、クロワッサンフリークではない。
おまけに、バゲットの美味しさよりも米に対する落胆の方が強かったのだから、私は根っからの日本人なのだろう。
マクは、久々のクロワッサンが”変り種”だったのがちょっと残念だったらしく、また涼しい日に普通のを作ってあげようと思う。
四時半起きはごめんだけど・・・。