ちゃんとした朝食を用意する時間も無かったので、これとコーヒーを”ポン”とテーブルの上に置いておいた。
すると、一口食べた彼が不思議そうに、これは買ってきたものなのか、と尋ねる。
昨日作ったのだと答えると、見た目は”お店”だけど味は”私”だったからきいてみたのだと言う。
さては今回はしくじったか、と思ってよくよく聞いてみると、お店のものより美味しかったのだ、と。
涙ちょちょぎれるおはなし。
まるで、子供に『お母さんのご飯が世界で(言いすぎ?:笑)一番おいしい!』と言われたような気分だった。
とはいえ、中に挟んだホワイトチョコレートのガナッシュを『キャラメル?』と見事にはずした彼の味覚だから、保証は無い・・・。